LIVE REPORT

今回は、8回目にしてストリングス（弦楽器）とコラボしちゃう、観る方も演る方もたいへんお得で贅沢な企画となった。

まずはビードさんのみで「Star Star」「Chord」「小さな愛」「Universe! (Are We?)」と続き、いよいよお待ちかねのストリングスとのコラボコーナーへ！

バイオリンの柴由佳子さん・チェロの田草川亮太さんとは以前から色々なプロジェクトで交流があり、今回は念願叶ってビードローズの楽曲を共に演奏できる機会となり、ここぞとばかりにメンバー自身が演奏したい、みなに聴いて欲しいと思う曲を選んだ。

1曲目「bird of passage」は、イントロからバイオリンのメロディが映えるアレンジに。2曲目「夜明けに起きる」では、さりげなく存在感を放つチェロの旋律に心を奪われる。

3曲目「LIFE IS ...」は、先月は弾き語りバージョンだったが今回はバンドとストリングスが加わり、それぞれの相乗効果でとても完成度の高いものに生まれ変わった。

4曲目「FOLKY MAN」は、街の音楽隊の様に陽気で楽しい演奏で心を和ませてくれ、最後5曲目「青ノ時代」では、激しさの中にもストリングスならではの繊細さが加わった。

ストリングスのお二人も若いながら様々な現場で百戦錬磨なだけあり、ビードローズの楽曲を的確に理解し最大限に良さを引き出していた。MCでリーダーが「誰かに100倍良くなったと言われた」と冗談で言っていたが、あながち冗談では無いかもしれない？それくらい無限な広がりが出て、いつもとはまた違った風景を味わう事ができた。

コラボコーナーの後は、今月の新曲「あいにきたよ」。季節感を盛り込んだ、ミドルテンポながら後半のコーラスで盛り上がる感が心地よい良曲。

そして後半は、「甘い未来」「千の夜明け」（お蔵出しがレギュラー昇格か？）「スパイダー」（イントロ初アレンジ）「スパイカズ・スパンカー」を演奏し本編が終了。

アンコールは「路の上」、そして再びストリングスを迎えての「モノラル」。最後にまたストリングスとのアンサンブルを堪能でき、心が充分に満たされ余韻が残るステキな夜となった。

次回はなんと！あの染谷俊先輩と、昼夜ダブル公演を敢行しちゃうらしい！果たしてどんな一日になるのか？？歴史の目撃者になるのはあなたです！！

Text by DMG